結婚相談所の違い

結婚相談所というと、一般に、世話好きなおばさん（仲人など）がいて、色々と結婚相手を見つけるための相談に乗ってくれる所のイメージが強いと思いますが、昨今においては、結婚仲介業（結婚相手を紹介するサービス）全体を指していて、様々な形態が存在しています。
そして、これらを大別すると、インターネット型サービス、結婚情報型サービス、結婚相談所型サービスの三つに分けることができます。

インターネット型サービスは、インターネット上で入会し、メールなどで会員同士が比較的自由にやり取りすることができますが、独身証明などの提出を求めないところが多いため、いわゆる出会い系サイトと区別がつきにくいとされています。
勿論、仲人（カウンセラーなど）はいません。

結婚情報型サービスは、大手結婚情報サービス会社がこれに該当し、一般的に結婚情報サービスと言われています。
基本的には、選任の仲人（カウンセラーなど）はいなく、お見合い相手の情報だけを提供し、後は会員同士が、個人の自己責任において、お見合い活動をするシステムです。
お見合い相手の紹介方法は、登録されたデーターベースから各結婚情報サービス会社の独自システムにより相手を選定し、郵送またはインターネットで月数名の会員のデータ送るといったサービスが提供されています。

結婚相談所型サービスは、専任の仲人（カウンセラーなど）がいることが、他のサービスとの大きな違いで、一般的には、結婚相談所と言われています。
お見合いの相手選びから、お見合い、交際、結婚に至るまで、結婚活動をサポートし、結婚相手を見つけるための相談に乗ってくれます。
なお、ほとんどの相談所は、○○連盟とか○○協会に加盟していて、会員数の多さは大手情報サービス会社に匹敵し、相談所によっては、いくつもの連盟などに加盟することで、会員数が大手結婚情報サービス会社をはるかに上回る所も存在しています。
結婚相談所型サービスは、（大手情報サービス会社）＋（仲人）といってよいかも知れません。

このように述べてしまうと、全てを兼ね備えた結婚相談所型サービスが最も優れていると考えられる方も多いと思われますが、全国にある結婚相談所は、同じ連盟や協会の検索システムを利用しながら、運営の方法や料金の設定も様々であるとともに、必然的に仲人（カウンセラーなど）の資質も大きく異なります。
従って、お客様が本来持っている結婚力を、十分に発揮させられるところとさせられないところが出てきてしまいます。

おそらく、お客様が、結婚相談所での活動（婚活）を考えたとき、どのサービスを利用しようかを凄くお悩みだと思います。
インターネット型サービスや結婚情報型サービスを選ばれた場合は、会員数や料金の違いこそあれ、仲人（カウンセラーなど）がいないため、お客様は、自らの力だけで活動されますので、その結果には、大きな差異は生じないと考えます。
しかし、結婚相談所型サービスを選ばれた場合には、前述したことからもわかるように、その結果に大きな差異が生じてしまいますので、是非、無駄な時間とお金をかけないためにも、入会前に、しっかりと吟味されることを、お勧めいたします。